「今はまだ、その時ではありません。しかし、あなたたちはいつ行ってもいいのです。
私は、あなたがエルサレムを あわれんでくださることを知っています。 今こそ、その時です。
「町に入って行くと、これこれの人に会います。その人に言いなさい。『私どもの先生が、「わたしの時が近づいた。お宅で弟子たちといっしょに過越の食事をしたい」と言っております。』」
過越の祭りの前に、イエスは、いよいよこの世を去って父のもとに帰る最後の時が来たことを知り、弟子たちに対する愛を余すところなく示されました。
ひとしきり語り終えられると、イエスは天を見上げて言われました。「父よ。いよいよ時が来ました。わたしがあなたに栄光をお返しできるように、わたしの栄光を現してください。
イエスは、「今はかかわりがないことです、お母さん。まだ、その時ではありません」と、お答えになりました。
ユダヤ人の指導者たちは、何とかしてイエスを逮捕しようと思いました。しかし、実際に手を出す者は一人もいません。まだその時ではなかったからです。
あなたたちだけで行きなさい。わたしは行く時が来たら行きますから。」
こうした話がなされたのは、宮の中の献金箱が置いてある所ででした。しかし、だれ一人イエスを逮捕する者はいません。まだその時ではなかったのです。
「それがいつかは、父がお決めになります。あなたがたが、あれこれ言うことはできません。