手とわき腹をお見せになりました。主を見た弟子たちの喜びは、どれほどだったでしょう。
二人は、恐ろしさに震えながらも、一方ではあふれる喜びを抑えることができませんでした。一刻も早くこのことを弟子たちに伝えようと、一目散に駆けだしました。
いいですか。わたしの身に起こることで、この世は大喜びし、あなたがたは悲しみます。しかし、やがてわたしに再会できるのです。その時、悲しみは大きな喜びに変わるでしょう。
今は悲しみでいっぱいですが、わたしはもう一度あなたがたに会います。その時あなたがたは、だれも奪うことのできない喜びにあふれるのです。
ところが、兵士の一人が何を思ったのか、いきなり槍でわき腹を突きました。すると、そこから血と水が流れ出たのです。
それでみんなが、「ほんとうだ。主にお会いしたんだ」と口をすっぱくして話しましたが、本気にしません。頑としてこう言いはるばかりです。「主の御手に釘あとを見、この指をそこに差し入れ、この手を主のわき腹に差し入れてみなければ、信じない。」
それからイエスは、トマスにおっしゃいました。「さあ、あなたの指をこの手に当ててみなさい。あなたの手をこのわき腹に差し入れてみなさい。いつまでも疑っていないで信じなさい。」
私は、この世界が造られる前から存在しておられたキリストをこの目で見、そのことばをこの耳で聞き、その体にこの手でふれました。キリストは、神のいのちのことばです。