あの旅の空で、モーセが偵察を命じてくれた時と比べて、私は少しも弱ってなどいない。今でもちゃんと旅もできるし、戦うことだってできる。
私の一生は祝福で覆われ、鷲のように若返ります。
人生は七十年、 中には八十まで生きる人もいるでしょう。 しかし、一番良い時期でも、 人生はむなしく、苦しみに満ちています。 しかも、月日は矢のように過ぎて、 私たちは、たちまち帰らぬ身となるのです。
しかし、主を待ち望む者は新しい力がみなぎり、 わしのように翼を張って 舞い上がることができます。 どれだけ走っても疲れず、 どんなに歩いても息切れしません。
鉄と青銅の頑丈なかんぬきに守られ、 生きる限り力にあふれているように。
その時、モーセは百二十歳でしたが、まだ視力は衰えず、体力も若者のようでした。
ごらんのとおり、あれから今まで、荒野をさまよった四十五年間も、主は私を生かしておいてくださり、もう八十五歳となった。