目も耳も持っているのに、見えも聞こえもしなかったのですか。何も覚えていないのですか。
暗闇に閉じ込められて目が見えなくなり、 骨と皮ばかりに衰えますように。
こんな愚かなことがあっていいのでしょうか。神は、見えないようにと彼らの目をふさぎ、理解できないようにと心を鈍くしました。
目があっても見えず、耳があっても聞こえない、 愚かで思慮のない者たちよ。
「人の子よ、あなたは反逆者たちの中に住んでいる。彼らは真理を知ろうとするなら知ることができるのに、知ろうともしない。また、聞こうとするなら聞けるのに、聞こうともしない。
預言者イザヤが言ったように、『彼らは見もし、聞きもするが、悔い改めて神に立ち返り、その罪を赦していただくことはない』(イザヤ6・9)のです。
「神は彼らの目を盲目に、心をかたくなにされた。彼らが見ることも、理解することも、わたしのもとに立ち返っていやされることもないためだ。」(イザヤ6・10)
次のように記されているのは、そのことなのです。 「神は彼らを眠らせ、目と耳とをふさがれた。 それゆえ、(キリストのことを)語りかけても、 彼らにはわからない。 今日までその状態は続いている。」(イザヤ6・10)
それなのに、今までまるで悟らず、見る目も聞く耳も持ちませんでした。
このことについては、そちらに滞在中、何度も話しておいたのを覚えていますか。
もちろん、こんなことは、すでによくわかっていることでしょうが、それでもなお、私はあなたがたに、いつもこれらのことを思い起こしてもらいたいのです。