それを聞いた会衆は驚きました。イエスの話し方が、これまで聞いてきたものとは全く違っていたからです。イエスは、律法学者たちのようにむやみに他人のことばを用いず、権威をもって話されたからです。
わたしのことばは、火のように燃えないだろうか。それは、岩でさえ粉々に砕く巨大なハンマーではないか。
ところが、その会堂に悪霊につかれた人がいて、大声で叫びだしました。
取り巻く見物人はみな、イエスの知恵と答えに舌を巻いていました。
答えることは、わたしが教えてあげます。どんな反対者も反論できないことばと知恵です。
ここでもまた、人々はイエスの教えに驚きました。イエスが、権威あることばで真理を語られたからです。
役人たちは、口ごもりながら答えました。「は、はい。でも、あの人の話すことはとてもすばらしくて、これまで聞いたこともないような話なので……。」
しかしステパノは、聖霊に助けられ、知恵のかぎりを尽くして語ったので、だれもそれに対抗することができませんでした。
信じさせるために、あれこれたくらむようなまねはしません。だましたりしたくないのです。書かれてもいないことを、聖書の教えであるかのように思わせることもしません。そのような恥ずかしい方法は用いません。語る時には、神の前に立って真実を語ります。私たちを知っている人はみな、このことを認めてくれるはずです。