ユダの中で、イスラエルの中で、エルサレムの中で、 裏切りが行われています。 ユダの人々が偶像を拝む外国の女と結婚して、 神が愛する聖所を汚したからです。
エラム族のエヒエルの子シェカヌヤが、まず口火を切って私に言いました。「私たちは神様に背信の罪を犯し、異教徒の女と結婚してしまいました。けれども、まだ希望はあります。
だからこそ、娘は土着の者と結婚してはならず、息子は土着の娘を妻に迎えてはならない、ささいなことでもこの地の国々とかかわってはならないと、あなたはお命じになっていたのです。そうすれば、国は繁栄し、永久にその富を子孫に伝えることができると約束してくださいました。
そのあと私たちの先祖は、 ペオルでのバアル礼拝に加わり、 死人にまでいけにえをささげました。
そのころ、イスラエルはきよい民、 わたしの初子だった。 これに害を加える者はだれでも犯罪人とみなされ、 これに触れる者には大きな災いが降りかかった。
あとになってこの背信の女は、涼しい顔をしてわたしのところへ帰って来た。彼女は悲しんだふりをしただけだ。
しかも、わたしの宮に入ってわたしの前に立ち、『われわれは救われています』と言いながら悪事をくり返すことができると、本気で考えているのか。
高利で金を貸しつけるなら、その人は生きることができるだろうか。そんなことがあるはずはない。彼は自分の罪のために必ず死ぬ。
人妻や息子の嫁、あるいは腹違いの姉妹との姦淫も普通のことになっている。
ところが、あなたたちはアダムのように契約を破り、 わたしの愛をはねつけた。
主であるわたしが聖なる者だから、あなたがたも聖なる者となりなさい。あなたがたはほかの国民とは違う。わたしが選び出してわたしの国民としたからだ。
これは、神が預言者マラキを通してイスラエルに与えたことばです。
あなたがたは特別な民なのです。神様が地上のどの民よりも、あなたがたをご自分のものとしてお選びになったからです。
しかし、わたしに従うのをやめるような臆病者、不忠実な者、堕落した者、人殺し、不道徳な者、魔術を行う者、偶像礼拝者、うそをつく者――このような者たちの行き着く先は、火と硫黄が燃えさかる池です。これが第二の死なのです。」
しかし、異民族を滅ぼすどころか、イスラエル人の若者は彼らの娘を妻にめとり、イスラエル人の娘たちも異民族の息子に嫁いだのです。やがてイスラエルの民は、異教の神々を拝むようになりました。