あなたがたの教えでは、『人を殺した者は、死刑に処す』とあります。
「実は、昔から『物事に決着をつけたければ、アベルの人に聞け』と申すのでございます。いつも、私どものお勧めすることが理にかなっているようでしてね。
国中の大きな町には裁判官を置き、
人を殺してはならない。
そうすれば、被害者の家族も容易に復讐はできない。裁判で有罪と決まるまでは、たとえ人殺しでも死刑にはできない。
あなたがたの教えでは、『姦淫してはならない』とあります。
さらにあなたがたの教えでは、『いったん神に立てた誓いは、破ってはならない。どんなことがあっても、みな実行しなければならない』とあります。
あなたがたの教えでは、『人の目をえぐり出した者は、自分の目もえぐり出される。人の歯を折った者は、自分の歯も折られる』とあります。
『隣人を愛し、敵を憎め』とは、よく言われることです。
主が与えてくださるすべての町々に、裁判官と行政官を任命しなさい。正義が行われるためです。
だれでも兄弟を憎む者は、心の中で人殺しをしているのです。言うまでもないことですが、人殺しをする者に永遠のいのちはありません。