あなたの父や母を敬いなさい、隣人を自分と同じように愛しなさい、という戒めです。」
あなたの両親を尊敬しなさい。そうすれば、主であるわたしが与える国で、長く幸せな一生を送ることができる。
父親をあざけり、母親を軽蔑するような者は、 からすに目をほじくられ、はげたかの餌になるのです。
復讐してはならない。人を恨んではならない。むしろ、自分を愛するように人を愛しなさい。
両親を尊敬し、安息日の定めを守りなさい。わたしはあなたがたの神、主だからだ。
「それなら、全部守っています。ほかに何が欠けているでしょうか?」
第二も同じように重要で、『自分を愛するように、あなたの隣人を愛しなさい』という戒めです。
『隣人を愛し、敵を憎め』とは、よく言われることです。
「『心を尽くし、たましいを尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい』(申命6・5)、それに、『自分自身を愛するように、あなたの隣人を愛しなさい』(レビ19・18)とありますが。」
自分を愛するように隣人を愛していれば、その人を傷つけたり、だましたり、殺したり、その人のものを盗んだりしたいとは思わないでしょう。またその人の妻と罪を犯すとか、その人のものを欲しがるといった、「十戒」で禁じられていることは何一つしないでしょう。このように、「姦淫するな、殺すな、盗むな、むさぼるな」という戒めは、「自分を愛するように、あなたの隣人を愛しなさい」という一つの戒めに含まれるのです。
律法の全体は、「自分を愛するように他の人を愛しなさい」(レビ19・18)という一つの命令に要約されるからです。
あなたがたがほんとうに、「あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい」(レビ19・18)という最高の律法を守っているならりっぱなことです。