ところが、悪いことばは悪い心から出てくるので、人を汚すのです。
彼らのことばにはみな裏があり、 一かけらの真実もありません。 知恵や善行とは無縁の連中です。
正しく生きる人は役に立つことを話し、 悪者は何にでも反対します。
良い教師がいれば学習が楽しくなり、 無力な教師は益にならないことをまくし立てます。
正しい人はよく考えてから話し、 悪者は見境なく悪いことばを吐き出します。
何よりも、あなたの心を守りなさい。 心は生活全体に影響を与えるからです。
悪者は、どうしようもない人間です。 彼らは平気でうそをつき、 仲間には目くばせや合図で企みを伝えます。
ああ、まむしの子らよ。あなたがたのような悪者の口から、どうして正しい、良いことばが出てくるでしょう。人の心の思いが、そのまま口から出てくるのですから。
禁じられている物を食べたからといって、それで汚れるわけではありません。人を汚すのは、口から出ることばであり、心の思いなのです。」
口から入る物は何でも腹に入って、外へ出てしまいます。
さらに続けて言われました。「人の内側から出るもの、それが問題です。
王は激しく怒って言いました。『なんて悪いやつだ! わしが、そんなにひどい人間だと言うのか。それほどよくわかっていたのなら、
『悪は悪人のすること』ということわざがあります。たとえあなたが悪いとしても、私は手を下すようなまねはしません。