サマリヤの住民は、 ベテ・アベンの子牛像が傷つけられないだろうかと 震えおののきます。 祭司と民も、 打ち砕かれた神々の失われた名誉のために嘆きます。
ただし、ベテルとダンにある金の子牛像だけは取り除きませんでした。その子牛像こそ、全イスラエルを罪に陥れたもとであり、ネバテの子ヤロブアムが犯した、最大の罪の産物だったのです。
主の命令などどこ吹く風で、金で鋳込んだ二つの子牛の像を造り、さらに、恥ずべき忌まわしい偶像を造り、バアルを礼拝し、太陽や月や星を拝みました。
次に、先のユダの王たちが任命した異教の祭司たちを処刑しました。彼らは、ユダの全地とエルサレム周辺の高台にある礼拝所で香をたき、バアルや太陽、月、星、天体に対しても香をたいていたのです。
別に祭司を任命して、人々に偶像礼拝を奨励し、自らが高台に築いた雄やぎや子牛の像にいけにえをささげさせたからです。
ほんとうにおまえたちは、ダビデの子孫の治める主の王国を、打ち負かせるとでも思っているのか。おまえたちの軍勢は、われわれの二倍もあるが、ヤロブアムが神だと言って造った金の子牛のためにのろわれているのだ。
今や民はますます不従順になっています。 銀を溶かして鋳型に入れ、 人の手で巧みに偶像を作っています。 「これにいけにえをささげろ」と言い、 子牛の像に口づけしているのです。
イスラエルが売春婦のようであっても、どうかユダは そのような生活から遠ざかっていてくれるように。 ユダよ、彼らの仲間になるな。 彼らはギルガルやベテルで、 心にもなくわたしを礼拝している。 その礼拝は見せかけにすぎない。
警告を発せよ。ギブアとラマで、 ベテ・アベンまでもラッパを吹き鳴らして警告せよ。 ベニヤミンの地も震えおののけ。
イスラエルよ、ほかの国々のように喜ぶな。 あなたは自分の神を捨て去り、すべての麦打ち場で、 ほかの神々にいけにえをささげたからだ。
イスラエルの栄光は鳥のように飛び去る。 あなたたちの子どもは出産と同時に死に、 あるいは胎内で消えうせ、 あるいははらまれることもなくなる。
罪を犯したイスラエルを罰するその同じ日に、 ベテルの偶像の祭壇も取り壊す。 祭壇の角は切り取られ、地に落ちる。
わたしはこぶしでユダとエルサレムを打ち砕き、 残っているバアルの礼拝者を断ち滅ぼす。 偶像に仕える祭司を抹殺し、 そのため、彼らの記憶さえ消え去る。
もちろん、商売が圧迫されるとか、もうけが減るとかいったことだけを言うつもりはありません。私が声を大にして言いたいことは、このままでは、偉大な女神アルテミス様の神殿のご威光が薄れ、この地方は言うにおよばず、世界中の人たちが礼拝してきた、すばらしい女神アルテミス様が忘れられてしまうということです。」
エリコ陥落後すぐに、ヨシュアはまた、ベテル東方の町アイに数人の偵察者を送り込みました。
ミカは答えました。「『どうしたのだ』とは、しらじらしい。私の神々から祭司まで、いっさいがっさい持ち出しておきながら。家が空っぽになっているではないか!」