生まれながらの古いいのちは、枯れてしまう草のようです。どんな栄誉も、やがてはしぼみ、散っていく花と同じです。
だからこそ、あの征服された国々は、おまえに逆らう力を失ったのだ。まるで、灼熱の太陽のもとでしなびた草、途中で枯れた穂のように。
人は花のように咲いても、すぐにしおれ、 通り過ぎる雲の影のように あっという間に消え失せます。
また草花のようにはかなく、
彼らが、 土の浅い地に生えた草のように なりますように。 しおれて黄色くなり、 刈り取る者からも束ねる者からも、 見向きもされない草のような者になりますように。
しょせん、草のようにあっという間に枯れ、 消え失せる存在なのですから。
私たちは、流れの速い潮に乗って見る間に過ぎ去り、 一夜の夢のように、あわただしく消えていきます。 朝のうちは青々と生い茂っていても、 夕暮れには刈られてしおれる草のようです。
たとえ、今は雑草のようにはびこっていようと、 悪人を待ち受けているのは永遠の滅びだけです。
「あなたを慰め、喜びを与えるのはわたしだ。 だから、草のようにしおれて枯れるただの人間を 恐れてはいけない。
今日は咲いていても、明日は枯れてしまう草花でさえ、神はこれほど心にかけてくださるのです。だとしたら、あなたがたのことは、なおさらよくしてくださらないでしょうか。ああ、信仰の薄い人たち。
明日どんなことがわが身に起こるか、だれにもわからないのです。あなたがたのいのちは、朝霧のようにはかないものです。
この世は、やがて滅び去ります。同時に、これらの禁じられた欲望も消滅します。しかし、常に神に従って歩む者は永遠に生きるのです。