主のお許しがありしだい、テモテをそちらへ送りたいと思っています。そうなれば、彼から、あなたがたのことやそちらの様子を報告してもらい、私も元気づけられると期待しています。
主はこう告げます。 「いつかは死ぬ人間を頼りとし、 心が神から離れている者は、のろわれる。
彼の名こそ、全世界の希望となる。」(イザヤ42・1―4)
パウロとシラスがまず行ったのは、デルベでした。それからルステラに行き、そこでテモテという信者に会いました。母親はクリスチャンのユダヤ人、父親はギリシヤ人でした。
また、預言者イザヤはこう言っています。 「エッサイの家系に一人の世継ぎが生まれる。 その方は外国人を治める王となる。 彼らは、ただこの方だけに望みをかける。」(イザヤ11・10)
私の同労者テモテと、私の親類のルキオ、ヤソン、ソシパテロが、皆さんによろしくと言っています。
その点であなたがたの助けになればと思い、テモテを遣わします。彼は、私がキリストに導いた一人で、主にあって愛し、信頼できる息子だからです。彼は、私自身が実践している信仰者の生き方を、私が行く先々の教会で教えているとおりに、あなたがたに思い出させてくれるでしょう。
このキリストによって、あなたがたも救いを約束する福音を聞き、キリストを信じるようになりました。そして、キリストに属する者であるという証印を、聖霊によって押していただきました。
キリスト・イエスの奴隷であるパウロとテモテから、ピリピの町にいる牧師と執事たち、および信徒の皆さんへ。
このことは、当然、あなたがたにとっても喜びなのですから。私があなたがたのためにいのちを捨てる特権を持っていることを、共に喜んでください。
それで、エパフロデトを帰してやりたいと、心から願っています。あなたがたが彼に会って、感謝にあふれる姿が目に浮かぶからです。それは私にもうれしいことですし、心配も軽くなります。
兄弟であり、協力者であり、また神の伝道者でもあるテモテをそちらへ行かせました。それは、あなたがたの信仰を強め、励まし、どんな困難の中でも、失望せずにしっかり立ってくれることを願ったからです。しかしご存じのとおり、クリスチャンにとって困難とは、神の計画の範囲内の出来事なのです。
そういうわけで、私は不安な気持ちに耐えきれず、あなたがたの信仰が以前のようにしっかりしているかどうか確かめたくて、テモテに行ってもらいました。悪魔に誘惑されて信仰を奪い取られ、これまでの苦労が水のあわになったのではないかと心配だったからです。
愛する皆さん。私は、神にたいへん感謝しています。それは、あなたがたの信仰がめざましく成長し、互いがますます深い愛で結ばれているからです。それを思うと、神に対する感謝の思いが自然にわき上がってきます。もちろん、感謝して当然なのです。
そのために、私はいま獄中で苦しんでいます。しかし、それを恥とは思いません。なぜなら、私は自分が信頼している方をよく知っており、またその方は、私がお任せしたものをみな、再び来られるその日まで安全に守ってくださると確信しているからです。
ですから、こう言うべきです。「もし主がお許しくださるなら、私はあのことと、このことをしよう。」
ですから、キリストを死から復活させ、栄光をお与えになった神を信じましょう。あなたがたの信仰と希望とは神にかかっているのです。