しかし、時が来たので、私は人々に呼びかけました。「この町はごらんのとおりの惨状です。荒れ果てたまま、門も焼け落ちたままです。さあ、エルサレムの城壁を再建しようではありませんか。この恥ずべき事態を解決しましょう。」
確かに、私たちは奴隷でした。しかし、愛と恵みに富むあなたはそのまま見捨ててはおかず、ペルシヤの王たちが私たちに好意を抱くようにしてくださったのです。彼らは神殿の再建事業を助け、エルサレムをユダの要塞の町として認めてくれました。
「実は、大変な目に会っています。城壁はくずされたまま、門も焼き払われたままです。」
谷の門を通り、竜の泉に向かい、糞の門まで行き、崩れた城壁、焼け落ちた門を調べました。
町の役人たちは、私が出かけたことはもちろん、私のしようとしていることも知りませんでした。この計画のことは、政府や宗教関係の要人にも、実際の工事に当たる人々にも、まだ話していなかったのです。
ミツパ地区の区長である、コル・ホゼの子シャルンは、泉の門を修理しました。シャルンは門ができ上がると、屋根をふき、扉、かんぬき、横木を取りつけました。続いて、シロアムの池から王の庭まで、つまりエルサレムのダビデの町から下る石段までの城壁を修理しました。
諸国の民や支配者たちは、 主の前で震え上がりますように。
このひどい仕打ちのおかげで、 私たちは国々の間で笑いものとなり、 さんざんさげすまれました。
あなたは「ユダヤ人」ということばを、 国々の間で侮蔑と恥の代名詞となさいました。
ああ主よ、あなたをののしった国々に、 七倍の報復を加えてください。
周囲の国々が私たちをあざけり、 侮辱の限りを尽くします。
彼らは、地上のあらゆる国々から毛虫のようにきらわれる。彼らは、わたしが強制的に追いやる地で、あざけられ、ののしられ、のろわれる。
主は容赦なく、イスラエル中の家を倒し、 怒りにまかせて、すべての要塞と城壁を壊しました。 この国を、支配者もろとも地にたたきつけたのです。
私の胸は、エルサレムの娘たちの災いを知って、 張り裂けんばかりです。
わたしは、周囲のすべての国々に、また、廃墟となったこの地を通り過ぎるすべての旅人に対して、あなたを見せしめとする。
神の民よ。あなたの町々は建て直され、 前よりも大きくなり、繁栄する。
ナハシュの答えは情け容赦のないものでした。「よし、わかった。ただし、一つ条件がある。全イスラエルへの見せしめに、おまえたち一人一人の右目をえぐり取らせてもらおう。」