ああ主よ。あなたは正しいお方です。それなのに、私たちは相も変わらず罪を犯し、恥ずかしい生き方をしています。ユダの民も、エルサレムの住民も、あなたに対する不真実のために散らされました。近くに、あるいは遠くにいるイスラエル人も、みなそうなのです。
かつて、私たちの犯した罪の重さに比べてずっと軽い罰とはいえ、捕囚という罰を受けたにもかかわらず、
ああ神様、神様の正しさでさばかれれば、御前に立つこの罪の身に、ひと筋の希望もあろうはずがありません。」
いつでも、あなたは私たちを正しく罰しました。犯した罪の深さからすれば当然の罰です。
ああ主よ。あなたは公明正大で、 人を正しくさばいて罰を下されます。
復讐心に燃えた敵は、私たちを常にさげすみ、 あざけり、なじり、のろっています。
ああ神よ。 私の頼むところはあなただけですから、 どうか死刑の宣告を下さないでください。 助けてくださるなら、私の舌はゆるみ、 あなたの赦しを高らかに歌いだすでしょう。 ああ、私はどれほどあなたをほめたたえることでしょう。
私はあなたに、ただあなたに罪を犯し、 この恐ろしいことをしてしまいました。 すべてをご存じのあなたが下す判決に、 誤りはありません。
その時になって、主は、 生き残ったご自分の民を呼び戻します。 これは二度目の帰郷で、彼らはアッシリヤ、 エジプト、エチオピヤ、エラム、バビロン、 ハマテ、および遠く離れた島国から イスラエルへ帰って来るのです。
偶像を拝む者たちはみな失望し、恥を見ます。
神よ。これまでどんな問題にも、 あなたはいつも正義をもって答えてくださいました。 しかし今度は論じ合いたいのです。 どうして、悪人がこんなに栄えているのですか。 どうして、心の曲がった者が こんなにも幸福なのですか。
彼らは、地上のあらゆる国々から毛虫のようにきらわれる。彼らは、わたしが強制的に追いやる地で、あざけられ、ののしられ、のろわれる。
私たちは恥と不名誉の中に伏しています。 私たちも先祖も、子どものころから神に罪を犯し、 従わなかったからです。」
イスラエルとユダの罪が、わたしを怒らせる。
その日、ユダとエルサレムの人たちは安心して住み、『主は私たちの正義』という標語を掲げる。
彼らは、野獣に立ち向かう羊飼いたちのように、 エルサレムを包囲します。 「それは、わたしの民がわたしに背いたからだ」と、 主は言います。
彼らが傷つけているのは、はたしてこのわたしだろうか。自分を傷つけ、自分の恥をさらしているだけではないのか。」
あなたの今までの行いにもかかわらず、わたしは思いやりを示す。わたしがあなたの行った悪のすべてを赦すとき、あなたは恥じ入って口をつぐむだろう。」神である主が、このように語るのです。
その時、あなたがたは過去に犯した罪を思い出し、そんなことをした自分自身を嫌悪するようになる。
親がわが子を食べ、子も親を食べるようになる。幸いにして生き残った者も、世界中に散らされる。
捕囚の地にある者は疫病で死に、イスラエルの国にいる者は戦争で倒れ、生き残った者もききんと籠城で死ぬ。こうして、わたしの憤りもようやく収まる。
そこで主は、用意しておられた災いを下して、私たちを押しつぶしてしまわれました。主が行われたことはすべて正しいのに、私たちは従おうとしませんでした。
神よ、どうか私の願いを聞いてください。御目を開いて、私たちの惨状をごらんください。神の町がどんなに荒れ果ててしまっているか、よくごらんください。この町はあなたのものであることを、だれもが知っているのです。助けていただくに値する者だからお願いしているのではありません。私たちのどうしようもない罪にもかかわらず、あなたはあわれみに満ちたお方なので、お願いしているのです。
ああ主よ。私たちも、私たちの王、指導者、先祖も、そのあらゆる罪のために、いやと言うほど恥ずかしい思いをしています。
わたしが命じたとおり、穀物をふるいにかけるように、 本物の穀粒はなくさないように、 イスラエルを他の国々にふるわせる。
その結果はどうだったでしょうか。自分がしていたことを考えるだけでも、恥ずかしくなるはずです。その行き着くところは、永遠の滅びでした。
岩のように堅く、なさることはみな完全で正しく、 何事にも公平で忠実な方。 主はいつも潔白な方。
生き残るのはほんの一握りで、その者たちも国々に散らされます。