この法令に署名をお願いいたします。そうすれば、これは無効にすることも変更することもできない『メディヤとペルシヤの法律』となるのでございます。」
もしよろしければ、勅令を出し、絶対不変のメディヤとペルシヤの国の法令として、ワシュティ王妃を永久追放にし、代わりにもっとふさわしい王妃を選ぶことをご宣言ください。
二、三週間後、ハマンは王の書記官を呼び集め、帝国内の総督や役人あてに手紙を書かせました。州ごとに、それぞれの言語や方言で書かれ、一通ごとにアハシュエロス王の署名と、王の指輪の印が押されます。
ハマンのことが片づくと、エステルはもう一度王の前に出て、足もとにひれ伏し、ユダヤ人に対するハマンの企みを無効にしてくださるようにと、涙ながらに訴えました。
ユダヤ人の件については、私の名を用いて思いどおりの通達を出すがよい。王の指輪で印を押すのだ。だれにも有無を言わせないためだ。」
罪もない人を死刑にする者を、 見過ごされることがありませんように。 主は私のとりで、 難を避けるための、揺るぎない岩です。
「不正な裁判官と不公平な法律を作る者は 災いである」と主は言います。
『パルシン』は、分割されたという意味で、王の国が分割されて、メディヤとペルシヤに与えられるということです。」
彼らは王のもとに急ぎ、あの法律について念を押しました。「王は、向こう三十日間、王以外のどんな神にも人にも祈りをささげてはならないという法律に署名なさいました。その法律に背く者は、ライオンの餌食にされるのでしたね。」「そのとおりだ。変更も取り消しもできない『メディヤとペルシヤの法律』だ。」
夕方になると、陰謀を企てた者たちがまた来て、こう言います。「王様。もう、どうしようもありません。王が署名された法律ですから、変更の余地はございません。」
天地は消え去りますが、わたしのことばは永遠に残ります。