彼らは王のもとに急ぎ、あの法律について念を押しました。「王は、向こう三十日間、王以外のどんな神にも人にも祈りをささげてはならないという法律に署名なさいました。その法律に背く者は、ライオンの餌食にされるのでしたね。」「そのとおりだ。変更も取り消しもできない『メディヤとペルシヤの法律』だ。」
もしよろしければ、勅令を出し、絶対不変のメディヤとペルシヤの国の法令として、ワシュティ王妃を永久追放にし、代わりにもっとふさわしい王妃を選ぶことをご宣言ください。
夕方になると、陰謀を企てた者たちがまた来て、こう言います。「王様。もう、どうしようもありません。王が署名された法律ですから、変更の余地はございません。」
この法令に署名をお願いいたします。そうすれば、これは無効にすることも変更することもできない『メディヤとペルシヤの法律』となるのでございます。」
面白くないのは、この女の主人たちです。もうふところに金がころがり込むあてがなくなったので、その腹いせにパウロとシラスをつかまえ、広場にいる長官(ローマの植民地執政官)たちの前へ引きずって行き、口々に訴えました。
二人を奥の牢に入れ、厳重に足かせをかけました。