そこで、バビロン中の知者を集めて、夢の解き明かしをさせることにした。
王も負けじと、魔術を行う呪術師を呼び寄せ、彼らも魔法で同じことをしました。
だというのに、なぜあなたがたは魔術師や霊媒師などに相談し、将来どんなことが起こるかを知ろうとするのですか。彼らのささやきや呪文を聞いてはなりません。そもそも生きている者が、死んだ人間から将来のことを聞き出せるものでしょうか。知りたかったら、どうして神に直接尋ねないのですか。
神はこの四人の若者に、すぐれた学習能力を与えました。それで四人はすぐに、当時の文学や科学を修得したのです。また、神はダニエルに、夢や幻の意味を知る特別の能力を与えました。
王は直ちに呪法師、呪文師、呪術師、占星学者を呼び寄せて、その夢を解き明かすよう要求したのです。
王はダニエルを高い位につけ、たくさんの高価な贈り物を与えました。ダニエルはバビロン全州の知事となり、王に仕える知者たちの長官に任じられたのです。
だが、切り株と根は地に残し、鉄と青銅の鎖をかけて、野の若草の中に置け。天の露にぬれさせ、野の動物といっしょに草を食べさせるのだ。
あなたの王国には、聖なる神の霊が宿っている人がいるではありませんか。あなたの父上、ネブカデネザル王の時代に、その人は、まるで神のように知恵と理解力に満ちていました。それで父上の治世に、バビロン全土の呪文師、占星学者、カルデヤ人、占い師の長とされたのです。
王は叫びました。「呪文師、占星学者を呼べ。カルデヤ人を呼べ。だれでも、壁に書かれた文字を読み、その意味を解き明かすなら、王室の栄誉を帯びた紫の衣を着せ、首に金の鎖をかけ、この国の第三の支配者としよう!」