ベルテシャツァルよ。以上が私の見た夢だ。さあ、その意味を教えてくれ。ほかに助けてくれる者はいない。この王国で最も知恵のある者でもだめだった。だが、おまえならできる。聖なる神の霊が宿っているのだから。」
「その夢の意味はこうですよ。ぶどうの三本の枝は三日間という意味です。
「わしはゆうべ夢を見たのだが、それがどういう意味か、ここにいる連中は一人もわからんのだ。話によると、おまえはそういうことにくわしいそうだな。わざわざ呼び寄せたのはほかでもない、その夢の意味を説明してほしいのだ。」
夜が明けると、王はあれこれ考えましたが、考えれば考えるほど、夢のことが気になってしかたありません。国中の魔術師や学者を呼び集め、夢の意味を解かせようとしましたが、だれにも何のことかわかりません。
知恵ある助言者も、 どうしたらよいかわからず途方にくれ、 あげくの果てに、偶像に助けを求め、 霊媒や魔術師や魔女に伺いを立てる。
知識やバランスのとれた判断を必要とする全分野で、この若者たちの意見は、国中のどの熟練した呪法師や知恵のある占星学者の意見よりも、十倍もまさっていることに王は気づきました。
神は、あなたが辺境の地まで治め、動物や鳥をも支配するよう定めました。あなたは、あの金の頭です。
「まずその夢をお教えくださらないことには、どうして意味を解き明かすことができましょう。」
私の知者や占星学者たちは、あの壁に書かれた文字を読み、その意味を解き明かそうとしたが、できなかった。
しかし、呼び集められた者のうち、一人としてその文字を読み、意味を解き明かせる者はいません。
わたしはいつも、 事が起こる前に預言者をとおして警告する。 今もそうしている。」
