罪と汚れに満ちたエルサレム、 暴力と犯罪の町は災いだ。
イスラエルの聖なる神の返事はこうです。 「おまえたちはわたしの言うことを無視し、 根も葉もないことを信じて悔い改めようとしなかった。
このぶどう園というのは神の民のことです。 イスラエルとユダは、神のお気に入りの土地でした。 神はそこが正義の国となるのを期待していたのに、 実際に目にしたのは流血でした。 正しいことが行われるようにと願っていたのに、 実際に耳にしたのは、 しいたげられた人たちの叫びでした。
自分の不従順さを知っています。 私たちは、神である主を否みました。 自分がひどい反逆者であり、 どんなに誠実さに欠けているかを知っています。 それというのも、私たちはどううそをつこうかと、 入念に考えているからです。
手当たりしだい人をだまし、不当に扱います。 やることなすこと罪にまみれ、 暴虐があなたがたのしるしです。
だが、おまえはどうだ。 自己中心で、貪欲であり、不誠実この上もない。 罪のない者を虫けらのように殺し、貧しい者を苦しめ、 血も涙もない暴君になり下がっている。
ところが、わたしの民はわたしに背き、 偶像礼拝に走った。 わたしは、春と秋には雨を降らせ、 刈り入れの時を与える神なのに、 彼らはわたしを敬いもせず、恐れもしない。
天の軍勢の主が、彼らにこう命じたのです。 「木を切って、城壁を突きくずす槌を作り、 それでエルサレムの城壁をくずすのだ。 この都は悪に悪を重ねたので、 もはや罰を免れることはできない。
泉のように悪を吹き出し、通りには暴虐の声が響く。 この町の病気と打ち傷は、いつもわたしの前にある。
それで民も、貧しい者たちを虐げ、物をかすめ、在留外国人からも強奪している。
両親は全く顧みられず、寄留者や旅行者は保護という名目で不当な金を払わされ、孤児や未亡人は不正な扱いを受け、さんざんな目に会っている。
それも自分で招いたことだ。外国の神々を拝み、偶像礼拝によって自分自身を汚したからだ。
「アシュドデとエジプトの指導者たちを 共に呼び寄せて、こう言え。 『さあ、サマリヤの山々に陣取って、 イスラエルの恥ずべき罪悪の現状を見届けよ。』
私の言うことを聞きなさい、 サマリヤに住むバシャンの太った雌牛たち。 夫をけしかけて貧しい人から取り上げ、 困っている者からしぼり取っている女たち。 いくら飲んでも十分でない者たちよ。
その人の財産すべてなのに、 人の土地や家を欲しがり、 詐欺と脅しと暴力でそれを取り上げる。
未亡人や孤児、外国人や貧しい人を虐げることをやめ、互いに悪をたくらむな、と彼らに告げなさい。
その時、わたしのさばきは速やかに、 確実に行われる。 罪のない人を欺く悪者に、 不品行な者と偽り者に、 雇い人を不当な賃金で虐げる者に、 未亡人や孤児を苦しめる者に、 外国人をだます者に、 わたしを恐れない者に、 わたしはただちに向かう。」 と主は語ります。