すると予想どおり、雌牛は鳴きながら、ベテ・シェメシュへの道をまっしぐらに突き進んだのです。ペリシテ人の領主たちは、ベテ・シェメシュの国境までついて行きました。
ところが、かえるが死んでしまうと、ファラオはまた強情になり、約束を破って、イスラエル人を行かせないことにしました。主が予告したとおりでした。
「そうおっしゃらず、お許し願えないでしょうか。街道からは絶対にそれませんし、水も飲みません。どうしても飲ませていただかなければならないときは、きちんと代金をお払いします。ただ、通らせていただければよいのです。」
続いて境界線は、バアラから西に回ってセイル山に至り、エアリム山の北斜面にあるケサロンの町を経て、ベテ・シェメシュに下ります。そこで再び北西に向きを変え、ティムナの南を通って、エクロンの北側にある山の斜面に出ます。そこで左に折れ、シカロンの南とバアラ山を通ります。そこから再び北に向かい、ヤブネエルを通って、最後は地中海に達するのです。
ついで、神の箱と、金で作ったねずみや腫物の模型を詰めた箱とを積み込みました。
一方、ベテ・シェメシュの人々は、谷間で小麦の刈り入れをしていましたが、神の箱が来るのを見て、喜びのあまり飛び上がりました。
もし国境を過ぎてベテ・シェメシュの方へ向かうなら、この大災害を下したのはイスラエルの神だとはっきりするでしょう。しかし、そちらへは行かずに子牛のいる牛小屋へ戻るなら、あれは偶然の出来事で、イスラエルの神とは全く関係ありません。」