王の死を見届けると、よろい持ちも、自ら剣の上にうつ伏せに倒れて殉死しました。
ジムリは町が攻め取られるのを見ると、宮殿に入って火をつけ、炎に包まれて死にました。
よろい持ちは王の死を見届けると、自分も同じように自害しました。
「殺してくれ!」苦しむアビメレクは、よろい持ちの若者に向かってうめきました。「女の手にかかって死んだなど言われてたまるか。」ほかにどうしようもなく、その若者は剣でアビメレクを刺し通しました。これがアビメレクの最期でした。
こうして、同じ日のうちに、王と三人の息子、よろい持ち、それに兵士たちが次々に死んだのです。