しかし、ダビデはさとしました。「それはいけない。主がわれわれを守り助けてくださったおかげで、敵を打ち破れたのではないか。
「お願いだ。乱暴はやめてくれ。
そうならば、彼らはその網を拝み、 その前で香をたいて、 「これが、われわれを豊かにしてくれる神々だ」 と言うでしょう。
「私の兄弟とも父とも言うべき皆さん。どうか、私の申し上げることを聞いてください。」
ステパノは、答弁を始めました。「お聞きください、皆さん。先祖アブラハムがまだメソポタミヤに住んでいたころ、栄光に輝く神様が彼に現れました。
そこで恵まれた生活ができるようになったら、すばらしい地を下さった神である主に感謝しなさい。
そんなやり方をなさったのにはわけがあります。そこまでしなければ、あなたがたは自分の力で豊かになったと思い込むでしょう。
しかし、豊かにしてくださるのは主です。先祖との約束を果たすためになさったのだということを、いつも自分に言い聞かせなさい。
老人は外へ出て、彼らと話し合いました。「そんな悪いことはよしなされ。あの方は私の客人だ。
主は、ある人々を貧しくし、 また、ある人々を裕福になさいます。 主はある者を倒し、 また、ある者を立ち上がらせてくださいます。
ところが、ダビデに同行した者たちの中には意地の悪い者もいて、口々にこう言い始めたのです。「彼らはいっしょに行かなかったのだから、戦利品の分け前をやることはない。妻子だけ返してやって、帰らせよう。」
そんなことを言って、いったいだれが納得すると思っているのだ。戦いに行く者も、銃後の守りを固めた者も、平等に分け合おうではないか。」
主に伺いを立てて言いました。「あの者たちを追うべきでしょうか。追いつけるでしょうか。」 主は答えました。「追いかけよ。奪われたもの全部を取り返すのだ。」