あさってになれば、騒ぎだすに違いない。だからこうしよう。前に隠れたことのあるあの石塚のそばにいてくれ。
ついにサウル王は、側近や息子のヨナタンにまで、ダビデ殺害をそそのかすようになりました。しかしヨナタンは、ダビデと深い友情で結ばれていたので、
父のたくらみをダビデに知らせました。「明日の朝、野に隠れ場所を見つけて潜んでいてほしい。
言いました。「明日は新月祭だ。みなは君の席があいているのを気にかけるだろう。
私はその石塚を的にして、正面から三本の矢を放つことにする。
翌朝、ヨナタンは打ち合わせどおり、少年を連れて野へ出かけました。
「明日から新月の祝いが始まります。これまではいつも、私はこの祝いの席にお父上と同席してきました。しかし、明日は野に隠れ、三日目の夕方まで潜んでいるつもりです。