三千人の精兵を選びました。このうち二千人はサウルとともにミクマスとベテルの山地にこもり、残りの千人はサウルの息子ヨナタンに統率されて、ベニヤミン領のギブアにとどまりました。残りの者は自宅待機となりました。
その時、ベニヤミン人ビクリの息子でシェバというたちの悪い男が、ラッパを吹き鳴らして大声でわめき始めました。「ダビデなんかくそ食らえだ。さあ、みんな行こう！ こんな所でぐずぐずするな。ダビデなんか王ではない。」
ベニヤミン部族の居住地は、次のとおりです。 ゲバ、ミクマス、アヤ、ベテルと周辺の村々、アナトテ、ノブ、アナネヤ、ハツォル、ラマ、ギタイム、ハディデ、ツェボイム、ネバラテ、ロデ、オノ、職人の谷。
ヨシュアは彼らを祝福し、各自の領地へ帰らせました。
「いや、だめだ。イスラエル人のいない異教徒の町だから。ギブアか、できればラマまで行こう。」
サウルもまた、ギブアの自宅に戻りました。この時、神によって心動かされた勇士たちは、彼について行きました。
そのあとあなたは、ペリシテ人の守備隊がいる、『神の丘』として名高いギブア・エロヒムに行くことになります。そこへ着くと、預言者の一団が、琴、タンバリン、笛、竪琴を鳴らし、預言をしながら丘を降りて来るのに出会うでしょう。
サウルが王位についてから、一年が過ぎました。サウルは治世の二年目に、
サムエルは、「あなたはなんということをしたのか」と問い詰めました。 サウルは答えました。「兵士たちは逃げ出そうとしておりましたし、あなたも約束どおりおいでになりません。ペリシテ人は、今にも飛びかからんばかりにミクマスで構えています。
サムエルはギルガルを発って、ベニヤミン領内にあるギブアに上って行きました。 一方、サウルは自分の指揮下にある兵を数えてみました。すると、たった六百人しか残っていませんでした。
サウルとヨナタンとこれらの兵は、ベニヤミンのゲバに駐屯し、ペリシテ人はミクマスに腰をすえていました。
そうこうするうち、ミクマスへ通じる山道は、ペリシテ軍の先陣によって厳重に封鎖されました。
ペリシテ側も兵力を増強し、戦車三千、騎兵六千、それに浜辺の砂のようにひしめくほどの兵士たちを集結させました。そして、ベテ・アベンの東にあるミクマスに陣を敷いたのです。
一日中すきっ腹をかかえたまま、彼らは、ミクマスからアヤロンにかけてペリシテ人を追いかけ、彼らを討ったのです。そのため、みな、ぐったりしていました。
北側の岩はミクマスに面し、南側の岩はゲバに面していました。
イスラエル人はサウルの在世中、絶えずペリシテ人と戦い続けました。サウルは勇敢で屈強な若者を見つけると、彼らをみな軍隊に徴用しました。
そののち、サムエルはラマの自宅へ戻り、サウルもギブアに引き返しました。
羊の群れの囲いに沿った道まで来た時、王は用を足すため、とあるほら穴へ入って行きました。ところが、なんとそのほら穴こそ、ダビデとその部下の隠れ家だったのです。
王は三千の精兵を率いて、ダビデ討伐に向かいました。
「あなたがたの言うとおり王を立てれば、あなたがたの息子は王の軍隊に取られ、王の戦車の前を走ることになりかねない。
