サムエルはギルガルを発って、ベニヤミン領内にあるギブアに上って行きました。 一方、サウルは自分の指揮下にある兵を数えてみました。すると、たった六百人しか残っていませんでした。
三千人の精兵を選びました。このうち二千人はサウルとともにミクマスとベテルの山地にこもり、残りの千人はサウルの息子ヨナタンに統率されて、ベニヤミン領のギブアにとどまりました。残りの者は自宅待機となりました。
サウルと六百人の兵は、ギブア郊外のミグロンのざくろの木付近に陣を敷いていました。
翌朝早く、彼がサウルに会いに出かけようとした時、「サウル王はカルメル山へ行って自分のために記念碑を建て、それからギルガルへ引き返した」と告げる者がありました。