私は、「コリント教会の人々を苦しめるような訪問は二度とすまい」と、自分に言い聞かせました。
そこでアンテオケのクリスチャンは、協議の結果、ユダヤのクリスチャンのために、できる限りの援助をすることにしました。
パウロとバルナバは、このことで彼らと激しく対立し、大論争が持ち上がりました。それでとうとう、何人かの信者と共にパウロとバルナバをエルサレムに送り、この問題について使徒や長老たちと協議することになりました。
バルナバも、これに賛成でした。ところが、問題はだれを連れて行くかでした。バルナバはマルコを考えていました。
イエス・キリストと、その十字架上の死以外は語るまいと決心したからです。
さあ、あなたがたはどちらを選びますか。私が罰と叱責を持って行くほうですか。それとも、愛とやさしい心とを持って行くほうですか。
私はそこにはいっしょにいませんが、私もこの問題をよく考えてみました。そして、実際その場に居合わせたように、主イエス・キリストの御名によって、すでに対策を決めました。さっそく教会で集会を開きなさい。――その時、主イエスの力があなたがたと共にあり、私も霊において出席します。――
この神に証人となっていただいて、少しの偽りもない真実を述べましょう。私がまだあなたがたを訪問しないでいるのは、信仰に関してきびしくしかりつけて、悲しい思いをさせたくないからです。
そちらに行って、しかったり罰したりしないですむようにと願いつつ、今この手紙を書いています。私に託されている主の権威を、あなたがたを罰するためにではなく、強くするために使いたいからです。
どんなにつらい思いであの手紙をしたためたことでしょう。胸も張り裂けんばかりの思いで、涙ながらに書いたのです。傷つけるつもりなどさらさらなく、あなたがたをどれほど愛しているか、また、あなたがたの間で起こった問題をどんなに心にかけているか、ぜひ知ってもらいたかったのです。
ところで、アルテマスかテキコを、そちらへ派遣しようと思っています。二人のどちらかが着きしだい、あなたは、ニコポリにいる私のもとに来てください。私は、そこで冬を過ごすことにしましたから。