同盟国はみな敵に回り、 この地からおまえを追い出そうとする。 平和を約束しながら、滅ぼすことを企んでいる。 信頼する友が罠をしかけ、 反撃はことごとく失敗する。
主よ、どうか私を見殺しにしないでください。 あわれんでください。どうか健康な体に戻し、 彼らを見返すことができるようにしてください。
食事を共にした親友さえ、私を裏切りました。
私の国民は枯れ枝のように折られ、 猟師用のたきぎになります。 彼らは鈍い民で頭の回転が遅く、 思考力に欠けています。 それは神に背いているからです。 だから、彼らをお造りになった方は、 少しもあわれみをかけません。
そのうえ、四方八方から脅す声が聞こえるので、 私はおじけづきます。 「彼を訴えてやろう」と、彼らは言います。 かつての友人でさえ、 私がつまずき倒れるのを待っています。 「きっと彼は、自分でしかけた罠に落ちる。 そうしたら、うんと仕返ししてやろう」と てぐすね引いて待っているのです。
恋人はみな、おまえを置き去りにし、 二度と世話をしない。 わたしが、まるで敵ででもあるかのように、 おまえをひどく傷つけたからだ。 血も涙もない敵のように、容赦なく痛めつけた。 おまえの罪があまりにも多く、 とががあまりにも大きかったからだ。
どうして晴れ着をまとい、 宝石を身につけ、飾り立てるのですか。 そんなことは、何の役にも立ちません。 同盟軍はあなたがたをさげすみ、殺してしまいます。
天の軍勢の主はこう言います。 「昔いた賢い者たちはどこへ行ったのか。 テマンには、もう知恵のある者は一人もいないのか。
私は同盟国の助けを求めましたが、 彼らは少しも役に立たず、がっかりするばかりでした。 祭司も、長老も、同じことでした。 彼らは、残飯をあさってうろつきながら、 道ばたで飢え死にしたのです。
イスラエルは、新生の機会が与えられているのに、 母親の胎から出ようとしない子どものようだ。 なんと頑固で、愚かなことか。
エフライムは愚かで、思慮の欠けた鳩だ。 エジプトに呼びかけ、アッシリヤに飛んで行く。
あなたがた全員にこう言っているのではありません。あなたがたを選んだのは、このわたしです。ですから、一人一人がどんな人間かよく知っています。聖書には、『わたしと食事を共にしている者が、わたしを裏切る』(詩篇41・9)とはっきり書いてあるでしょう。いいですか。まもなく、そのとおりのことが起こるのです。