おまえは人が寄りつけないような高い断崖に住んで、 高慢になっている。 『だれも、ここまで登って来られまい』と誇っている。 思い違いをしてはならない。
アマツヤ王は塩の谷で、一万人ものエドム人を殺しました。また、セラを占領して、ヨクテエルと名を変えました。今もそう呼ばれています。
王は勇気を出し、軍を率いて塩の谷へ行き、そこでセイルから来た一万人を打ちました。
ほかにも一万人を生け捕りにし、がけから突き落としたので、みな谷底の岩に砕かれて死にました。
たとえ彼が思い上がり、 肩をいからせて歩いても、
プライドが高すぎると身を滅ぼし、 高慢は失敗を招きます。
高慢になると身を滅ぼし、 謙遜になると人から称賛されます。
自分を鼻にかけすぎるとたたかれ、 謙遜にしているとほめられます。
これが、うわさに聞いていた、 あの高慢なモアブだろうか。 人を人とも思わない態度はどこへ行ったのか。
『われわれは安全だ。 ここにいる以上、だれも指一本ふれることはできない』と、うそぶいているエルサレムを相手に、わたしは戦う。
バビロニヤ人がもう来ないと考えて、自分を欺くな。そんなはずはないからだ。
モアブの人たちよ、町を捨てて逃げ、 岩の裂け目に巣を作る鳩のように、 ほら穴に住みなさい。
おまえはペトラの山々や岩の裂け目に住み、 自分の名声と思い上がりによって自分を欺いてきた。 だが、わしのように高い峰に住んでいても、 わたしはおまえを引きずり降ろす。
おまえは、よく肥えた谷間の地を自慢にしているが、 それはまもなく荒れ地になる。 根性の曲がった娘よ。 おまえは自分の財産を心の拠り所とし、 手出しする者はだれもいないと考えていた。
しかし、莫大な富に目がくらんで、 おまえは罪を犯したのだ。 そこでわたしは、普通の罪人と同じように、 おまえを神の山から追い出した。 ああ、すぐれたケルブよ。 わたしはおまえを火の石の間から消滅させた。
エサウの子孫が、『廃墟を建て直そう』と言うなら、 全能の主はこう言う。 『建て直したいのなら、建て直すがいい。 わたしは再びそれを打ち壊す。』 彼らの国は『悪の地』と呼ばれ、 彼ら住民も 『神に赦されない者たち』と呼ばれるからだ。」