エルサレムが絶望しきって泣いているのを聞け。 『町はすっかり荒れ果てた。悲劇が私たちを襲った。 こうなったら、国も家も見捨てるよりほかない。』」
何もせずに怠けている女は、 私の言うことを聞きなさい。 その報いがどんなものか話してあげよう。
すると主は、こう私に語りました。「たとえモーセとサムエルがわたしの前に立ち、この国の民のために嘆願しても、わたしは彼らを助けない。彼らのことなど放っておきなさい。わたしの目の届かない所へ追い払うのだ。
イスラエルは、どうして奴隷の国になり下がったのか。 どうして捕虜となり、遠い国へ連れて行かれたのか。
敵は嵐のように襲いかかります。 その戦車は竜巻のようで、 その馬はわしよりも速く走ります。 ついに滅亡の時がきたのです。 ああ、なんという大きな災いでしょう。
破壊に次ぐ破壊の波が押し寄せ、 国土はすっかり荒れ果ててしまいます。 一瞬のうちに、 家は一軒残らず押しつぶされます。
しかもおまえたちを、おまえたちの兄弟エフライム人(北のイスラエル王国)のように、捕虜として外国に追い払う。
彼らが傷つけているのは、はたしてこのわたしだろうか。自分を傷つけ、自分の恥をさらしているだけではないのか。」
エルサレムよ、深く恥じて頭をそり、 ひとり山の上で泣け。 わたしは憤って、この民を退け、捨てたからだ。
彼らを見て、人々は「あっちへ行け。 汚らわしい」と叫びます。 彼らは遠い国へ逃げて行き、 外国人の居留地をなおさまよい歩きます。 しかし、どこへ行っても仲間はずれで、 誰ひとり居住権を与えてくれません。
私たちの家にも、国にも、 見知らぬ外国人が住みついています。
「人の子よ、ツロのために、この悲しみの歌を歌え。
国全体がそれらの行為で汚れ果てている。そこの住民を罰し、国から追い出す。
そのまねをしてはならない。さもないと彼らばかりか、あなたがたまで追い出すことになる。
わたしのすべてのおきてと定めに従わなければならない。きちんと守りさえすれば、新しく住む国から放り出されることはないだろう。
さあ、立て! 出て行け! もうここは、あなたがたの土地でも家でもない。 罪でこの地をいっぱいにしたので、 吐き出されるのだ。
その時、敵はあなたがたをあざけり、 「私たちはおしまいだ。だめになった。 神は土地を没収し、私たちを遠くへ追い払い、 私たちのものを他人にやってしまう」 という、あなたがたの嘆きの歌をまねて、からかう。
盲人が暗闇で手探りするように、真昼の明るい所でも手探りしなければ歩けません。何をしてもうまくいかず、痛めつけられ、略奪されるばかりなのに、だれも助けてくれません。