彼らは血も涙もない残忍な民で、 完全武装し、馬にまたがっている。 この軍隊のざわめきは、海のとどろきに似ている。」
その日、敵軍はノブで止まり、 シオンの山の上にあるエルサレムに向けて 進軍の手を振ります。
侵入した軍隊は、若者にも子どもにも幼子にも、 いっさい手ごころを加えない。
神に守られている国をめがけて、 怒濤のように押し寄せる軍勢を見なさい。
「わたしはエジプトを、過酷な支配者に 引き渡す」と全能の主は告げます。
天の軍勢の主はこう言う。 『刑罰が国から国へと渡り歩き、 神の憤りの暴風は地の果てまで吹きつける。
恋人はみな、おまえを置き去りにし、 二度と世話をしない。 わたしが、まるで敵ででもあるかのように、 おまえをひどく傷つけたからだ。 血も涙もない敵のように、容赦なく痛めつけた。 おまえの罪があまりにも多く、 とががあまりにも大きかったからだ。
敵は嵐のように襲いかかります。 その戦車は竜巻のようで、 その馬はわしよりも速く走ります。 ついに滅亡の時がきたのです。 ああ、なんという大きな災いでしょう。
ほかの国々に知らせなさい。 遠い国から敵が来て、 エルサレムとユダの町々に叫びながら向かって来ます。
町中の者は 近づいて来る軍隊の行進の音におびえ、逃げ出します。 草むらに隠れ、山へ逃げます。 住民は恐ろしさのあまり、われ先にと逃げるので、 町にはだれもいなくなります。
彼らの武器には恐ろしい威力があり、 一人一人は大勇士だ。
北から大軍が押し寄せて来ます。神が多くの国から呼び集めた王たちが、この軍隊を指揮しています。
彼らは完全武装していて、残忍で容赦しません。その雄たけびは、海辺に打ち寄せる波のように響き渡ります。バビロンよ。彼らは戦いのしたくを整え、馬に乗って攻めかかります。
彼らが戦いの準備をしている様子を見なさい。 それは正午から夕方まで続きます。
戦争の音が北の国境から鳴り響く。 全地は、恐ろしい軍隊が近づく音に震えおののく。 敵が来て、国中の町や住民を滅ぼし尽くすからだ。
わたしの憤りをぶちまけ、怒りの炎を吹きつけよう。そして、破壊することの上手な、残忍な者どもの手に引き渡そう。
主は遠く離れた国を立ち上がらせ、わしが飛びかかるように、あなたを襲わせます。その民は聞いたこともないことばを話し、
