主はバビロンの息の根を止めます。その大きな声も、やがては大波にのまれて消えます。
私たちは敵にいけにえとされ、 皆殺しの目に会っていたことでしょう。
その激しい怒りと思い上がりの洪水にのまれて、 おぼれていたことでしょう。
死の鎖が私に巻きつき、 洪水のように滅びが押し寄せてきました。
また、怒濤さかまく海原を静め、 世界中の騒動を鎮圧なさいます。
これは、モアブへの神のことばです。 「たった一夜で、アルとキルの町は灰になる。
しかし心配はいりません。 たとえ彼らが海鳴りのような大声を上げても、 神はたちまち沈黙させます。 彼らは一目散に逃げ、風に吹き飛ばされるもみがらや、 嵐にもてあそばれるちりのようになります。
「バビロンよ、黙って暗がりに座れ。 おまえは二度と、諸国の女王と呼ばれない。
喜びと楽しみ、結婚式の喜びを取り除く。事業は失敗し、家庭は暗闇に閉ざされる。
海がせり上がってバビロンを包むと、 それは波に覆われた。
それゆえ、神である主はこう語ります。 「ツロよ。わたしはおまえを攻める。 波が打ち寄せるように、 たくさんの国が次から次へと攻め寄せる。
それから、天に不思議な現象が起こります。太陽と月と星には不吉な前兆が現れ、地上では荒れ狂う海と高潮のために、諸国民はおじ惑います。
あの女の座っている海や湖や川は、あらゆる人種や国民からなる、おびただしい人々を表しています。