バビロンは神のための戦いの斧であり、また剣です。 主は言います。 「わたしは国々を木端微塵に砕き、 多くの王国を滅ぼすためにおまえを用いる。
しかし主は、きびしく問い返します。 「斧は主人に、 自分のほうに力があると自慢できるだろうか。 のこぎりは、それを使う人よりほめられるだろうか。 棒は、それを動かす手がなかったら、 人を打つことができるだろうか。 杖は一人で歩くことができるだろうか。」
アッシリヤはわたしの怒りのむちだ。 わたしはその軍事力を使って、 滅びの運命にある、不敬虔なこの国を攻め立てる。 アッシリヤはこの民を捕虜にし、 略奪をほしいままにし、泥のように踏みにじる。
それも、ずっと遠い国々からだ。 バビロンよ、彼らはおまえを攻め立てる神の武器だ。 神の怒りを運んで来て、おまえの国を見るも無残に踏みにじる。
だが、こうなるように昔から決めていたのは、このわたしだ。 まだそのことに気づかないのか。 大昔からこのような力を与えておいたのは、わたしだったのだ。 おまえが城壁に囲まれた町々を瓦礫の山にしたのは、わたしの計画で実現させたのだ。
これは、多くの国々を征服させるために神が選び、 油を注いで任命したクロスへの主のことばです。 神が力を与えると、彼は強大な王たちの力を砕きます。 神が彼の前でバビロンの城門を開くと、 門は二度と閉まりません。
シリヤもイスラエルもほかの国々も、 悪の限りを尽くしてみるがよい。 だが、そんな計画が成功するはずはない。 必ず計画倒れになる。 さあ敵どもよ、私の言うことを聞け。 私たちに戦争をしかけてみよ。そして滅ぶがいい。 参謀を呼び集め、緻密な作戦を立て、 抜かりなく攻撃準備を整えよ。 そして滅ぶがいい。私たちには神がついている。
国の全土は見渡す限りの荒れ地となるので、全世界の人は、おまえたちに降りかかった災害を知ってショックを受ける。イスラエルと近隣諸国は、七十年間バビロン王に仕える。
地上のすべての国々を打った強力な金槌は、 粉々になった。 バビロンは国々の中で、荒れ果てた地となった。
わたしの憤りをぶちまけ、怒りの炎を吹きつけよう。そして、破壊することの上手な、残忍な者どもの手に引き渡そう。
だが、彼らは主の考えを知らず、 主の計画を理解してもいない。 主がご自分の民の敵を、 脱穀される麦束のように寄せ集める時がくる。 イスラエルに対して、彼らは全く無力となる。
シオンの娘よ、立って麦を打て。 わたしが鉄の角と青銅のひづめを与える。 多くの国々を踏みつけ、粉々にせよ。 そして彼らの富を、全地の主の主に、 ささげ物としてささげるのだ。
ニネベよ。おまえはもうおしまいだ。 すでに敵の軍隊に囲まれている。 警鐘を鳴らせ。城壁に人を配置し、守りを固め、 全力を尽くして敵の侵入を見張れ。
彼らの中から礎石が、 すべての望みがその上にかかる杭が、 戦いを勝利に導く弓が、 全地の支配者が出て来る。
これを聞いて怒った王は、すぐさま軍兵を出動させ、人殺しどもを滅ぼし、彼らの町を焼き払ってしまいました。