わたしの民から身ぐるみはぎ取ったカルデヤ人よ。 おまえたちは喜び、 みずみずしい草の茂る放牧地の牛のように肥え太り、 種馬のようにいなないても、
バシャンの巨大な雄牛のように獰猛な敵が、 私を囲んでいます。
貧しい人をさげすむのは、 その人を造った神をさげすむのと同じです。 神は人の不幸を喜ぶ者を罰します。
バビロンよ、わたしはイスラエルを怒って おまえの手に渡し、少しばかり罰しようとした。 ところがおまえは、少しも手かげんしなかった。 それどころか、老人にまでも重い荷を負わせた。
ああ、自らを大国だと自慢し、安逸をむさぼり、 快楽を追い求める国よ。 おまえの罪に対する、 わたしの法廷での判決を聞け。 おまえは、『私だけが神だ。 天地が引っくり返っても、私が未亡人になるわけがない。子どもを失うこともない』とうそぶく。
今度は、ご自分の民イスラエルに与えた地を包囲する悪い国々への宣告です。「わたしはおまえたちを、ユダにしたと同じように、おまえたちの国から引き抜く。
エジプトは若い雌牛のように肌がつややかだ。 だが、北からあぶが飛んで来て彼女を追い回す。 名高い傭兵たちも、 おびえきった子牛のようになり、向きを変えて逃げる。 徹底的な罰がエジプトに下り、 大災害の見舞う時がきたからだ。
ごちそうをたらふく食べ、 周りの人にもてはやされている。 彼らの悪事は際限がなく、みなしごを正しく扱わず、 貧しい者の権利をないがしろにしている。
彼らは丸々と太った、さかりのついた馬で、 隣の妻を慕っていななく。
イスラエル人はライオンに追われる羊のようだ。初めはアッシリヤの王がその肉を食い、次にはバビロンのネブカデネザル王が、骨まで食いつくした。」
家畜にまで、のろいが下るように。 それを一頭残らず殺すのだ。 バビロンの荒廃の時がきたのだから。
私のうめきを聞いてください。 助けてくれる者はどこにもいません。 敵は私が苦しんでいるのを聞きました。 彼らは、主が私に罰を加えたと知って、 喜んでいます。 しかし主よ。お約束どおり、 彼らも私と同じ目に会う時が来るはずです。
おまえはイスラエルの恐ろしい破滅を見て喜んだ。今わたしは、おまえの破滅を喜ぼう。ああ、セイル山の住民よ、エドムに住むすべての者よ。おまえたちは一掃されるのだ。その時、おまえたちはわたしが主であることを知る。
「わたしの怒りは、これらの国々、特にエドムに対して燃えている。彼らはわたしを完全に無視し、楽しみながらわたしの国を横領し、自分たちのものにしたからだ。」
エフライムは麦打ち場で麦を踏むことに親しみ、 その楽な仕事を好む。 わたしはこれまで、 エフライムに重いくびきをかけたことはなかった。 そのか弱い首をいたわったのだ。 だが今、くびきをかけて馬鍬を引かせ、畑を耕させる。 気楽に過ごす時代は終わった。
私の言うことを聞きなさい、 サマリヤに住むバシャンの太った雌牛たち。 夫をけしかけて貧しい人から取り上げ、 困っている者からしぼり取っている女たち。 いくら飲んでも十分でない者たちよ。
おまえは、そうすべきではなかった。 侵入者がイスラエルを遠い異国へ連れ去るのを見て、 ほくそ笑むべきではなかった。 彼らの不幸を喜ぶべきではなかった。 彼らが困っている時にあざけるべきでなかった。
彼らは楽しみながら、私たちを釣り針で釣り上げ、 網で引きずるのでしょうか。
主は、エルサレムを攻撃したすべての民に疫病を送るので、彼らは歩く屍のようになり、肉は腐りはてます。目はまぶたの中でしぼみ、舌は口の中で腐ります。
イスラエルはじきに満腹し、丸々と太った。 ぜいたくに慣れて高慢になり、 自分を造った神を捨て、 救いの岩を軽んじた。