「その日には、王や指導者は恐ろしさで震え、 祭司と預言者は恐怖に顔をこわばらせる」と、 主は言います。
その夜、王とその手勢は、内側の城壁に穴をあけ、宮殿の庭園の近くにある、二重の城壁の間の門を通り抜けて、アラバへ逃げました。町を包囲していたバビロンの兵士たちはあとを追い、エリコの平原でゼデキヤ王を捕らえたので、王の軍隊は散り散りになりました。
その日、エジプト人は女のように弱くなり、振り上げられた神のこぶしを見て、恐れおののきます。
知恵ある助言者も、 どうしたらよいかわからず途方にくれ、 あげくの果てに、偶像に助けを求め、 霊媒や魔術師や魔女に伺いを立てる。
洪水はくり返し襲いかかり、 おまえたちを一人残らず押し流す。 だから、わたしが前もって警告しておいたことが 実際どれほど恐ろしいことか、身にしみてわかる。」
イスラエルは、 捕まることだけを恥と考えているどろぼうのようだ。 王、指導者、祭司、それに預言者も、 みな同じだ。 彼らは木彫りの像を父と呼び、 石細工の偶像を母と呼ぶ。 ところが、いざ困ったことが起こると、 助けてくださいと、わたしに泣きつく。
悪い羊飼いよ、泣きわめけ。 民の指導者よ、石に頭を打ちつけよ。 おまえたちが虐殺され、散らされる時がきたからだ。 おまえたちは弱々しい女性のように倒れる。
あなたの前で、バビロン王は来ないと断言した預言者たちは、今どこにいるのですか。
町々は攻め取られ、要塞はつぶされます。 偉大な勇士も、産みの苦しみをする女のように、 恐れに取りつかれて弱くなります。
祭司はまやかしの預言者の意のままになり、 民は、そうなることを喜んでいる。 おまえたちは必ず滅びる。 その時はどうするつもりなのだ。」
住民は城壁に穴をあけ、また兵士たちもみな夜の闇にまぎれ、王の庭園の近くにある二重の城壁の間にある門を通って、町の外へ逃げました。町はカルデヤ人にすっかり囲まれていたからです。人々は野原を横切り、アラバめざして急ぎました。
『見よ。 真理を見下す者どもよ、滅べ。 おまえたちの時代に、一つのことをなそう。 どんなに説明しても、 とうてい信じられないことを。』」(ハバクク1・5)