主よ。 あなたは、私を殺そうとする彼らの計画をご存じです。 彼らを赦さないでください。 彼らの罪を赦さず、御前で滅ぼしてください。 彼らに御怒りをもって罰してください。
主よ、どうか今、行動を起こしてください。 悪者どもが、あなたのおきてを破りましたから。
私のいのちをつけねらう連中をなぎ倒し、 恥を見せてやってください。
あなたは、私が夜通し 寝返りを打っているのをご存じです。 あなたは、私の涙を一滴残さず、 びんにすくい集めてくださいました。 その一滴一滴は、余すところなく、 あなたの文書に記録されています。
天の軍勢の主であるイスラエルの神よ、 どうか周囲の異教の国々を罰してください。 こんな恥知らずの悪党どもを、 生かしておかないでください。
「わたしが遠い国から滅亡を招き寄せる。 さあ、どうするつもりか。 そのとき、だれに助けを求めるのか。 どこに財宝を隠すつもりか。
地位のある人もない人も、 だれもが偶像を拝んでいます。 こんな罪を、神は決してお赦しになりません。
こうして、陰謀に加わった者は一人もいなくなる。わたしが大きな災いを下すからだ。彼らの刑罰の時はすでにきた。」
これに答えて、エレミヤが言いました。 「主よ。私がこんなに苦しんでいるのは、 神のためであることを、あなたはご存じです。 あなたのおことばを伝えたので、 人々は私を迫害します。 どうか、私が彼らの手にかかって殺されることが ありませんように。 私を彼らの強い力から救い出し、 彼らにふさわしい罰を与えてください。
私を迫害する者に混乱と悩みをもって報いてください。 私には平安を与え、 彼らには滅びを倍にして与えてください。
こうして、わたしがおまえたちのために取っておいた すばらしい相続財産は、 おまえたちの手からこぼれ落ちる。 わたしはまた、おまえたちを奴隷として、 遠い敵国へ売り渡す。 それは、おまえたちが、 いったん燃えたら永久に消えないわたしの憤りに、 火をつけたからだ。」
すると、人々はこう相談しました。「エレミヤを殺してしまおう。われわれには、祭司や学者、それに預言者がついている。彼の忠告などいらない。二度とわれわれに不利なことを語り、われわれを苦しめないように、彼の口を封じよう。」
すると、祭司と偽預言者たちは、役人と集まった全員に、「この男は死刑にすべきだ。こいつがどんなにひどい裏切り者かは、お聞きのとおりだ。今まで、この都に不利な預言ばかりしてきた」と告訴しました。
彼らが怒ったのは言うまでもありません。彼らはエレミヤをむちでさんざんたたいたあげく、書記官ヨナタンの家を改造した地下牢に閉じ込めました。エレミヤは長い間そこにいました。
これを聞いた四人は王のところへ行き、こう進言しました。「あの男を生かしておいてはいけません。あんなことを言われたら、わずかしか残っていない兵士と民衆の士気は、くじかれてしまいます。あの男は裏切り者なのです。」
わたしの民は、偶像を拝んで、 恥ずかしいと思ったことがあるだろうか。 いや、顔を赤らめさえしなかった。 それで、彼らは死人の間に転がり、 わたしの憤りによって死ぬ。」
わたしは彼らの道につまずきの石を置く。 父や子はつまずき、隣人や友人も共に倒れる。
だから、神である主はこう宣言します。「わたしは激しい怒りをこの地に注ぐ。人も家畜も木も穀物も、どんなことをしても消えないわたしの怒りの火によって焼き尽くされる。」
偶像を拝むことを恥じるどころか、 顔を赤らめることさえしない。 その報いで彼らは死に、倒れた者の間に転がる。
あなたは、敵が企んださまざまの陰謀を見て、
聞くに耐えない名で私を呼んだのをご存じです。
神のさばきの日だからです。預言者が書いた聖書のことばどおりのことが起こるのです。
ところが、どうでしょう。あなたは耳を貸そうともしません。強情をはり、罪から離れようとしません。こうして、神の御怒りをどんどん積み上げているのです。神が裁判官として立ち、すべての人を正しくさばかれる、御怒りの日が近づいているのです。