わたしはわたしの民を、 東風がちりを巻き上げるように、敵の前でまき散らす。 彼らがどんなに悩んでも、知らないふりをし、 彼らの苦しみを心に留めない。」
東風が彼を運び去り、彼は消えうせる。
神は、いとも簡単に 強力な船隊を砕かれます。
おまえはわたしを忘れ、 偽りの神々に頼っているので、 荒野の強い風に吹き飛ばされる もみがらのように散らす。 これが、おまえのために考えておいた運命だ。
彼らはわたしに背いたまま、いっこうに立ち返ろうとしない。わたしは毎年、くる日もくる日も正しいことと悪いことの区別を教えたのに、彼らは聞こうとも、言いつけを守ろうともしない。
だが今、ツロの政治家たちは おまえの船を嵐の真っただ中にこぎ出した。 激しい東風に、さすがの巨船もぐらつき、 海の真ん中で難破する。
その時、わたしは見て見ぬふりをする。止めはしない。彼らは強盗のように宝物をあさり、神殿を廃墟のようにする。
イスラエルは、 兄弟たちの中で一番実り豊かな者と呼ばれた。 だが、東風、荒野からの主の風が吹きまくり、 イスラエルを干上がらせてしまう。 そのあふれる湧き水も泉も枯れて、 イスラエルは渇きで死ぬ。
勢い込んで戦いに出ても、主に見離されているので、たちまち総くずれし、みじめに敗走することになります。そうなったら、地上のすべての国々にとっていい見せしめになるでしょう。
世界の果てから果てまで追い散らされます。そこで、あなたも先祖も知らなかった、木や石でできた外国の神々を拝むのです。
そうなれば、黙っているわけにはいかない。彼らを見捨て、顔をそむけてしまおう。次々と恐ろしい目に会い、もうだめだという時、ようやく彼らは気がつき、『神様はもう私たちの味方ではない』と言うだろうが、すでに手遅れだ。
復讐はわたしの務め、 イスラエルの敵には罰を下す。 判決はすでに下った。」