こうして、わたしの民イスラエルの間に、わたしの聖なる名を知らせよう。わたしの名があざけられるようなことは、二度とさせない。諸国の民も、わたしがイスラエルの聖なる神、主であることを知る。
私は心から、主のきよい御名をたたえます。
実行するつもりもないのに、むやみにわたしの名を使って誓ってはならない。そのようなことをしたら必ず罰せられる。
エルサレムの全住民が、 喜びにあふれて高らかに賛美しますように。 あなたの内に住んでおられるイスラエルの聖なる神は、 この上なく偉大で力あるお方だからです。
おまえがののしり、あざけった相手はだれか。 おまえはだれに毒づいたのか。 だれに高ぶり、言ってはならぬことを口にしたのか。 イスラエルの聖なる神、わたしにではないか。
あなたがたの救い主、イスラエルの聖なる神は、 こう告げます。 「わたしはあなたがたのために、 バビロンに軍隊を侵入させる。 それもほとんど無傷のままに。 おごり高ぶっていたバビロニヤ人は、 恐怖の叫びを上げる。
わたしは主、あなたの神、あなたの救い主、 イスラエルの聖なる神だ。 わたしはあなたを自由の身とする代わりに、 エジプトとエチオピヤとセバを与えた。
イスラエルの聖なる方、 イスラエルの創造者である主は語ります。 「どんな権限があって、 わたしのすることに口をはさむのか。 わたしの仕事にあれこれと注文をつけるあなたは、 いったい何者なのだ。
あなたの敵には彼ら自身の肉を食べさせる。 彼らはしたたり落ちる自分の血を飲む。 こうしてすべての者が、 主であるわたしがあなたの救い主であり、 イスラエルの全能の神であることを知る。」
あなたもまた国々に命令するだけで、 彼らは走って来て仕える。 それは、あなたの力や功績によるのではない。 あなたの神であるこのわたしが、 あなたを輝かせた結果である。
セム族(ノアの長男セムを祖とする種族。ユダヤ人の別称)を 敵視する者たちの子孫が来て、 あなたに深々と頭を下げ、 その足に口づけする。 彼らはエルサレムを、『主の都』、 『イスラエルの聖なる神の栄光に輝く山』と呼ぶ。
わたしは多くの国々の船を取っておいた。 それも最良の船を。 イスラエルの子らを遠い所から連れ帰り、 いっしょに財産も運んで来るためだ。 それは、世界中に知れ渡った イスラエルの聖なる神が、すべての人の見ている前で、 あなたを光り輝く者としたからだ。
しかし、わたしの名誉を守るために、またも思いとどまった。エジプトから彼らを連れ出すのを見ていた国々の民に、主は民を守ることができず滅ぼすことになってしまったと言わせないためだ。
ああ、イスラエルよ。神である主はこう語ります。「そんなにも偶像を拝みたければ拝むがいい。だが、そうするなら、わたしにささげ物を持って来るようなことはしてはならない。そのようなことをして、わたしの聖なる名を汚すようなことはやめよ。」
しかし結局、そうはしなかった。イスラエルの神は自分の民を守ることもできなかった、とエジプト人にあざ笑われることがないように、わたしの名誉を守ろうとしたからだ。それで、エジプト人の目の前で、わたしの民をエジプトから連れ出し、荒野へ導き入れたのだ。
あなたがたが汚したわたしの名を、もう一度あがめられるようにする。その時、国々はわたしが神であることを知る。あなたがたを捕囚の地から救い出す時、わたしは彼らの目の前であがめられる。
その時、まだ残っていた周囲の国々は、廃墟を建て直し、荒れはてていた土地に豊かな作物を実らせたのは、主であるわたしだということを知る。神であるわたしが約束したからには、必ずそのとおりになるのだ。」
こうして、わたしの大きさを示し、わたしの誉れを表そう。国々は、わたしが行ったことを聞き、わたしが神であることを知る。」
その時から、イスラエルの民は、わたしが彼らの神、主であることを知る。
しかし今、神である主はこう語ります。「わたしは、わたしの民の捕囚を終わらせ、彼らをいつくしんで、また元のように栄えさせる。こうするのは、わたしの栄誉のためだ。
審判の日は必ずくる。わたしが予告したとおりに、すべてのことが起こる。
子どもを異教の神モレクにささげて焼き殺してはならない。わたしの名を決して汚してはならない。わたしはあなたがたの神、主だからだ。