おまえは自分の美しさを鼻にかけ、思い上がっていた。 栄華のために、自分の知恵を台なしにしてしまった。 それゆえ、おまえを地面にたたき伏せ、 何事が起こったのかと好奇の目をみはる王たちの前に、 おまえの無力さを見せつけたのだ。
主は謙遜な人を支えますが、 悪者どもは地面に倒されます。
あの者たちは、 なんとすべりやすい道を歩いていることでしょう。 突然、神から崖っぷちに追いやられて、 足をすべらせ、滅びの底に落ちて行くのです。
高慢な人は恥をかきますが、 謙遜な人は知恵を身につけます。
プライドが高すぎると身を滅ぼし、 高慢は失敗を招きます。
モアブの高い城壁はくずれ落ち、 ただの土くれになります。
主は思い上がった者を辱め、 横柄な町をひざまずかせ、城壁をくずします。
この賢い教師たちは、神のことばを変えた罪のために 遠い国へ流され、恥をさらす。 その時になっても、 変わることなく賢い者だと言えるだろうか。
だが、そのぶどうの木も憤りで根こそぎ引き抜かれ、 地に投げ捨てられた。 枝は強い東風に折られて枯れ、実も焼かれてしまった。
こうして、わたしはこの地から、みだらな行為や偶像礼拝をなくす。わたしのさばきは、それを見るすべての人々に、偶像礼拝の非を悟らせるだろう。
その時、海辺の諸国の指導者たちは、王座から降り、王衣も美しい衣服も脱ぎ捨て、あまりに恐ろしい光景に、身を震わせながら地に座り込む。
ああ、貿易の中心地、強大な港町よ。 主のことばを聞きなさい。 おまえは『私は世界で一番美しい町だ』 と自慢している。
領土を海の中にまで広げ、 建築家たちはおまえを豪華に仕上げた。
王となってから、不正が見つかる時まで、 おまえがやったことはみな完璧だった。
「人の子よ、ツロの君主に言いなさい。」 神である主はこう語ります。 「おまえは身のほどをわきまえず、 自分を神にしてしまうほど思い上がり、 大海に浮かぶ島で神の座についている。 だが、いくら神のようにふるまっても、 おまえは人であって神ではない。 確かに、おまえはダニエルよりも賢く、 どんな秘密もおまえには筒抜けだ。
そう、おまえの知恵がおまえを大金持ちにし、 高慢にしたのだ。」
それで、諸国に恐れられている敵の大軍が、 知恵を自慢しているおまえに向かって剣を抜き、 その栄華を汚す。
しかし、主はこう語ります。「エジプトは思い上がって、尊大になった。雲にまで達するほど自分を高くして、他を見下した。
確かに、わたしがおまえにすることを見て、多くの国々が恐怖に襲われ、王たちはおびえる。わたしが彼らの前で剣を振り回すと、わなわなと震える。おまえが倒される日、彼らは死の恐怖に取りつかれる。」
この大勝利に気をよくした王は、さらに幾千もの敵を打ち殺すが、その勝利は長続きしない。
自分から名誉を受けようとする人は低くされ、自分を低くする人は名誉を受けるのです。」
神は私たちに、すべての悪い欲望に立ち向かうための強い力を与えてくださいます。神は高慢な者を退け、謙遜な者に力をお与えになります。