海に出ていた船員が上陸し、 本土の岸に立って見回しながら大声で泣き、 頭にちりを振りかけ、灰の中をころげ回る。
その時、海辺の諸国の指導者たちは、王座から降り、王衣も美しい衣服も脱ぎ捨て、あまりに恐ろしい光景に、身を震わせながら地に座り込む。
船員はシドンとアルワデ出身の者、 舵手はツロの腕ききだ。
確かに、わたしがおまえにすることを見て、多くの国々が恐怖に襲われ、王たちはおびえる。わたしが彼らの前で剣を振り回すと、わなわなと震える。おまえが倒される日、彼らは死の恐怖に取りつかれる。」
わたしがおまえを滅ぼす時、見たこともない遠い国々の人が嘆き悲しむ。