事実、オホリバの堕落ぶりはサマリヤをはるかに上回っていた。彼女は壁にかかっている絵を見て、そのとりこになってしまったのだ。そこに描かれていたのは、バビロンの士官たちで、目の覚めるような赤い制服を着け、りっぱなベルトを締め、頭には垂れるほどのターバンを巻きつけていた。
バビロンの偶像ベルとネボは、 牛の引く荷車に載せられ、遠くへ運ばれます。 ところが、牛はよろめき、荷車はひっくり返り、 造られた神々は地面に放り出されます。 自分が転げ落ちることさえ防げないのに、 彼らを拝んでいる者をクロスの手から、 救い出すことなどできるわけがありません。
そして、こう言っている。 『広々した部屋が幾つもあり、窓のたくさんついた、 壮大な宮殿を建てよう。 香りの高い杉材をふんだんに使い、 鮮やかな朱に塗り上げよう。』
「全世界の人に、バビロンは滅びると告げなさい。 その国の神であるメロダクは恥をかく。
あの大商都バビロンの神々をも拝んだ。だが、それでもまだ満足しなかった。」
こうして妹も、姉の歩んだ道をまっしぐらに進んだ。
見よ、バビロニヤ人が攻めて来る。ペコデやショアやコアから、すべてのカルデヤ人がやって来る。それに、馬にまたがった、アッシリヤの美しい若者、高官たちが加わっている。
入ってみて驚きました。あらゆる種類の蛇やとかげ、おぞましい獣の絵が、イスラエルの民が礼拝する各種の偶像とともに壁一面に描かれているのです。
兵士の盾は太陽の光を受け、真っ赤に輝く。 攻撃開始だ。深紅の軍服を見よ。 飛び跳ねる馬に引かれて、 ぴかぴかの戦車が並んで進んで来るのを見よ。