「人の子よ、エルサレムの方へ顔を向け、エルサレムとネゲブの森に、
そして話し終えると、それ以上何も言わなかった。 私の助言が彼らを満足させたからだ。
エジプトめざして、 恐ろしい荒野を進んで行く様子を思い浮かべよ。 エジプトの援助を買いつけるための宝物を積んだ、 ろばやらくだの列が進む。 ライオンやすばしこいまむしの住む地を越えて行く。 ところがエジプトは、何一つお返しをしてくれない。
エルサレムの南にあるネゲブの町々は、 敵の来襲に備えて門を閉めた。 エルサレムは助けにならないので、 自分で自分を守らなければならない。 それに、ユダのすべての民は、奴隷として連れ去られる。
おまえを解体する道具を持った者たちを集める。 彼らは、木目の美しい杉の木を引き抜き、 火に投げ込む。
だから、人の子よ。大声で、はっきりと預言しなさい。」
さらに、このようなことばが主からありました。
「人の子よ、エルサレムに顔を向け、イスラエルとわたしの神殿とに預言しなさい。
正しい者も生かしてはおかない。南のネゲブから北の国境まで、国中の者をきれいに一掃する。
その間も、エルサレムの包囲の様子を実演して見せるのだ。その包囲と攻撃がどんなに強烈なものかを教えるために、腕をまくって横になりなさい。これはエルサレム滅亡の預言だ。
「人の子よ、イスラエルの山々に預言せよ。
ですから今、主からのお告げを聞きなさい。『イスラエルに反対する預言はするな』とのことですが、
「そんなことを言うな」と人々は言う。 「そのようなことをくどくど言うのはやめろ。 そんな話はみっともない。 そんな悪いことが私たちに起こるはずがない。」
こぬか雨や露のように静かに、 若草をぬらす雨のように心地よく、 山腹を駆ける夕立のように激しく、 私のことばは下る。