「人の子よ。『時がたてば預言は意味を失う』という、イスラエル人たちが口にすることわざは何か。
イスラエルのきよい神さえさげすみ、 罰を受けることなど平気だという顔で言うのです。 「主よ、罰するなら早く罰してください。 あなたの力のほどを拝見したいものです。」
彼らは人々に、『さあ、エルサレムを再建する時がきた。われわれの町は鉄の盾だ。どんな危害からも守ってくれる』と言っている。
続いて、主は語りました。
「人の子よ。イスラエルの民は、『彼が見ている幻は、まだ当分の間実現しそうにない』と言っている。
『あの母にして、この娘あり。』みながあなたのことを、そう言っている。
災いの上に災いが、悲しみの上に悲しみが、惨事の上に惨事が襲う。彼らは預言者の指導を求める。それなのに、祭司も長老も、王も君主も、ただ手をこまねいているだけで、絶望のうちに泣き悲しんでいる。わたしは彼らが行った悪に対し、それに十分見合った報いをするので、彼らは恐怖のあまり震えおののく。そして、わたしが主であることを知るようになる。」
あなたがたは、 迫っている罰のことを考えようとしません。 しかし、その行いによって、 さばきの日は近くなっているのです。
主は答えました。 「見よ、そして驚け。 わたしがしようとしていることを知ったら、 驚愕するだろう。 それはあなたが生きているうちに起こる。 目で見なければとても信じられないようなことだ。