妻のゼレシュや取り巻きたちに事の次第を話すと、一同は頭をかかえるばかりでした。「まずいですね。モルデカイがユダヤ人だと陛下に知れた以上、あの男を亡き者にする計画は台無しです。それどころか、いつまでもモルデカイを目の敵にしていたら、かえって命取りになります。」
老召使はイサクにこれまでの一部始終を話しました。
夜が明けると、王はあれこれ考えましたが、考えれば考えるほど、夢のことが気になってしかたありません。国中の魔術師や学者を呼び集め、夢の意味を解かせようとしましたが、だれにも何のことかわかりません。
「そんなことは、さんざん聞かされてきた。 あなたがたは慰め役としては失格だ。
神の警告が響き渡りました。 「わたしの選んだ者にさわるな。 わたしの預言者に害を加えるな。」
正しい人は災いに会っても助け出されますが、 人をだますような者は滅ぼされます。
これを聞いた王は、かんかんに怒り、「バビロンの知者を一人残らず死刑にせよ」と命じました。
賢い者はみな、これらのことを悟りなさい。 知恵のある者はみな、聞きなさい。 主の道は真実で正しく、良い人はその道を歩みます。 しかし罪人は、その道を歩こうとして失敗します。
獣の遠ぼえの聞こえる寂しい荒野を行く時、 神はまるで自分の目のようにイスラエルを守られた。