ハマンはしぶしぶモルデカイに王衣を着せ、王の愛馬に乗せ、くつわを取って通りを引き歩きながら、「王のお心にかなう人は、このような栄誉を受けるのだ!」と叫びました。
総督タテナイ、シェタル・ボズナイたちは、直ちにダリヨス王の命令に従いました。
「名案だ!」 王は思わずひざを打ちました。「大至急、王衣を持って来させ、私の馬を引いて来て、そのとおりにしてくれ。栄誉を受けるのは宮廷務めのユダヤ人モルデカイだ。今言ったことを、そっくりそのまま実行するのだ。」
モルデカイは勤務に戻りましたが、おさまらないのはハマンです。何とも言えないみじめな気持ちで家に逃げ帰りました。
モルデカイは青と白の王服をまとい、大きな金の冠をかぶり、しなやかなリンネルと紫の外套をひるがえして、王の前から、喜びに沸き立つ群衆であふれる大通りへと、姿を現しました。
諸州の指導者層である総督、役人、従臣たちはみなモルデカイを恐れていたので、進んでユダヤ人に手を貸しました。
果樹園の番人がそこの果物を頂けるように、 主人のために働く者が報酬を受けるのは当然です。
セム族(ノアの長男セムを祖とする種族。ユダヤ人の別称)を 敵視する者たちの子孫が来て、 あなたに深々と頭を下げ、 その足に口づけする。 彼らはエルサレムを、『主の都』、 『イスラエルの聖なる神の栄光に輝く山』と呼ぶ。
権力をふるう者を王座から引きずり降ろし、 身分の低い者を高く引き上げ、
よく見なさい。神の民だと自称しながら〔実はそうではなく〕悪魔に味方する者を、わたしはこのような目に会わせます。彼らをあなたの足もとにひれ伏させ、あなたに対するわたしの愛を明らかにします。