こうして王は各州に通達を出し、それぞれの民族のことばで、男はみな一家を治めるべきことを命じ、また家長としての威厳を保つことを強調したのです。
王も側近たちも、なるほど、そのとおりだと思い、メムカンの意見に従うことにしました。
二、三週間後、ハマンは王の書記官を呼び集め、帝国内の総督や役人あてに手紙を書かせました。州ごとに、それぞれの言語や方言で書かれ、一通ごとにアハシュエロス王の署名と、王の指輪の印が押されます。
直ちに王の書記官が召集されました。それは第三の月の二十三日のことでした。彼らはモルデカイが口述するままに、インドからエチオピヤに及ぶ全百二十七州の、ユダヤ人をはじめ役人、総督、領主にあてた文書を作成したのです。この文書は、各民族の言語、方言にも翻訳されました。モルデカイはこの文書を、アハシュエロス王の名を記し、王の指輪で印を押して、王室専用の急使に託しました。彼らはめいめい、らくだ、らば、若いひとこぶらくだなどにまたがって、全国各地に飛んで行ったのです。
よいか、私の命令だ。シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴの神に逆らうことばを口にする者は、どの国、どの国語、どの宗教の者であっても、手足を引き裂き、その家をごみの山とする。この三人の神のようなことができる神は、ほかにいないからだ。」
ネブカデネザル王は、次のような声明文を、世界の諸国、諸国語の民に送りました。 諸国の民に告ぐ。
この抜け目のなさには、さすがの金持ちも舌を巻き、うまいやり方だ、とほめないわけにはいきませんでした。確かに、この世の人々のほうが、神を信じる者たちよりずっと抜け目がないのです。
女が男にものを教えたり、権力をふるったりするようなことがあってはなりません。女は、教会の集会では黙っていなさい。