豊かなぶどう園は、 いばらの生い茂る雑草地となり、
土地にはいばらとあざみが生え、あなたは野草を食べるようになる。
あと一年少しで、大変なことが起こります。 収穫期になっても作物がとれなくなるのです。 その時になってあわてても手遅れです。
十ツェメド(十組の牛が一日で耕す面積)のぶどう園から、 たった一バテ(二十三リットル)のぶどう汁も取れず、 一ホメル(二百三十リットル)の種をまいても、 たった一エパ(二十三リットル)の収穫しかありません。
枝を下ろしたり雑草を除いたりせず、 いばらのはびこるままにしておこう。 もう二度と雨を降らせないよう、雲に命じよう。」
全土が巨大ないばらの野、 野獣の跳びはねる狩猟地となります。
よく肥えた谷間は荒野となり、 町という町はことごとく、破壊され、 神の激しい憤りによって押しつぶされていました。
町々は滅ぼされ、耕作地は荒れはてる。その時、あなたがたは、わたしが主であることを知る。』」
彼女が愛人たちに報酬として要求した ぶどう畑と果樹園を荒らし、 雑木林のようにする。 野獣がその実を食う。
もう一つのたとえを話しましょう。ある農園主がぶどう園を造り、垣根を巡らし、見張りの塔を建てました。そして、収穫の何割かを取り分にするという約束で、農夫たちにぶどう園を貸し、自分は外国へ行って、そこに住んでいました。
しかし、いばらやあざみばかりを生えさせるなら、その畑は役立たずとして焼き払われてしまいます。