「では行って、こう言うのだ。 『おまえたちは、わたしのことばを何度も聞くが、 悟ることがない。わたしが奇跡を行うのを何度見ても、 それが何を意味するのか理解することができない。』
悪人は、正しいことをするのが どんなに大切なことかわかりませんが、 主の教えを守ろうとする人は、 それがよくわかっています。
そこで主は、機会あるごとに、 わかりやすいことばで同じことを語りました。 ところがこの簡単明瞭なことばに、 彼らはつまずいて倒れ、足を折り、 罠にかかって捕らえられるのです。
主が深い眠りの霊を注いだからです。 主が預言者や先見者の目をふさいだので、
そこで主は語ります。 「この民は、口先ではわたしの民だと言いながら、 実際にはわたしに従っていない。 彼らの礼拝は、機械的に覚えた文句の反復にすぎない。
もう黙ってはいられない。 偽善者どもに思い知らせよう。 最高の知恵さえ、愚か者同然にしてしまおう。」
あなたがたは真理を見て、頭ではわかっていても、 それを心に留めようとも行おうともしない。」
わたしに呼ばれても、 目が見えず、耳が聞こえない者たちを、 わたしのもとに連れ戻せ。
目があっても見えず、耳があっても聞こえない、 愚かで思慮のない者たちよ。
「人の子よ、あなたは反逆者たちの中に住んでいる。彼らは真理を知ろうとするなら知ることができるのに、知ろうともしない。また、聞こうとするなら聞けるのに、聞こうともしない。
そして神は言いました。「その子をロ・アミ(『わたしのものではない』の意)と名づけよ。イスラエルはわたしのものではなく、わたしも彼らの神ではないからだ。
預言者イザヤが言ったように、『彼らは見もし、聞きもするが、悔い改めて神に立ち返り、その罪を赦していただくことはない』(イザヤ6・9)のです。
イエスはお答えになりました。「あなたがたには神の国の奥深い真理を理解することが許されていますが、群衆はそうではありません。だから、たとえで話すのです。彼らは見たり聞いたりしても、少しも理解しようとしません。
「神は彼らの目を盲目に、心をかたくなにされた。彼らが見ることも、理解することも、わたしのもとに立ち返っていやされることもないためだ。」(イザヤ6・10)
次のように記されているのは、そのことなのです。 「神は彼らを眠らせ、目と耳とをふさがれた。 それゆえ、(キリストのことを)語りかけても、 彼らにはわからない。 今日までその状態は続いている。」(イザヤ6・10)
それなのに、今までまるで悟らず、見る目も聞く耳も持ちませんでした。