過去の教訓に学んで、 目の前に滅びが待っていると予測できる者が、 ただの一人もいないのでしょうか。
ところが、主の教えがどんなにすばらしいかを 伝えるはずの民は、なんという有様でしょう。 略奪され、奴隷になり、捕えられ、罠にはまり、 格好のえじきになっても、 だれも守ってくれる者がありません。
だれが、イスラエルを奪い取り、 傷つけるのを許したのでしょう。 それは主ではないですか。 彼らは主に罪を犯し続けてきました。 彼らは、主が行くように命じた所へ行こうとせず、 主の教えに耳をふさぎました。
ああ、あなたが、 わたしの教えに従ってくれさえしたら、 平安は川のように流れ、 正義は大波のように打ち寄せるであろうに。
ただ、罪を認めよ。 神であるわたしに逆らい、 すべての木の下で偶像を拝み、 わたしに姦淫の罪を犯したことを認めよ。 わたしに従おうとしなかったことを告白せよ。
このことを悟る知恵者は、どこにいるでしょう。 このことを説明してくれる主の使者は、 どこにいるのでしょうか。 どうしてこの国は荒れ地となり、 通行人さえいなくなったのでしょうか。
主の声はエルサレム中に響き渡ります。 賢い人は主に耳を傾けなさい。 「侵入軍がやって来る。 主がそれを送っているのだ。
ですから、すっかり心を入れ替えて、神に立ち返りなさい。そうすれば、神様は罪をきよめてくださいます。
ああ、少しでも知恵があり、ものわかりがよかったら、 自分の末路を見きわめることもできたろうに。