彼は敵を追いかけるが、 一度も通ったことのない道を安全に進んで行く。
家を留守にしても、何の心配もない。 倉庫には、だれも指一本ふれないからだ。
だれが、東の国に一人の人物(クロス王を指す)を起こし、 行く先々で勝利を得させたのか。 わたし以外の者であるはずはない。 わたしが彼に、多くの国々を征服し、 王たちを踏みにじり、 敵の軍隊を剣の餌食にする力を与えたのだ。
その進撃によって歴史は大きく塗り変えられる。 こんな途方もなく大きなことを演出したのはだれか。 それはわたし、 初めであり終わりである、このわたしだ。 わたしこそが主である。
神を敬う人は、死んで、 平和そのものの安息に入ります。