神はイスラエルの敵を罰したように、 イスラエルを罰したのでしょうか。 そんなことはありません。 敵は息の根を止められました。 しかしイスラエルは、ほんの少し罰を受けただけです。 東からの嵐に吹き飛ばされるように、 遠く離れた地へ追いやられたにすぎません。
主はアッシリヤ王を用いて目的を果たしたのち、今度は、高ぶるアッシリヤに襲いかかって罰を加えます。
光であるイスラエルの聖なる神は、 燃えさかる炎となって全軍を焼き尽くします。 イスラエルの国土を荒らした、 いばらのようなアッシリヤ人を、 一夜のうちに焼き払うでしょう。
夕べには、恐怖に包まれていても、 夜明けになれば、敵は山のような死体を残して 姿を消します。 これが、神の民を滅ぼし略奪する者たちへの 正当な報いです。
エフライム(北イスラエルの町)とダマスコの権勢は失われ、 残ったシリヤ人も滅びる。 イスラエルの栄光が去ったように、 彼らの栄光も消えてなくなる。
主は恐ろしい声で、 以前は懲らしめの杖の役目をした アッシリヤ人を罰するのです。
アッシリヤ人は滅びますが、 人の剣によってではありません。 「神の剣」が彼らを打ち倒すのです。 彼らはあわてふためいて逃げます。 屈強な若者は奴隷として引かれて行きます。
「イスラエルの軍旗を見ると、将軍たちさえ恐れて身震いし、 一目散に逃げる」と主は言います。 神の炎が、赤々とエルサレムに燃え上がるからです。
わたしは、ソドムとゴモラとその近くの町々を滅ぼしたように、バビロンを滅ぼす。これらの町々に人が住まなくなったように、バビロンにも人が寄りつかなくなる。」
わたしはイスラエルの目の前で、 バビロンとカルデヤ人に報いる。 彼らがわたしの民に加えたすべての悪に 仕返しするのだ。
それから、アッシリヤの王にこう宣告する。 「おまえの王朝はもう終わりだ。 息子たちが王位につくことはない。 わたしはおまえの神々や神殿を破壊し、 おまえを葬り去ろう。 罪の悪臭がひどいからだ。」
おまえの傷は治らない。 あまりにも傷が深いからだ。 おまえの最期を聞く者はみな、手をたたいて喜ぶ。 みな、おまえの残虐なふるまいに苦しんだからだ。